今回は黒留袖を着こなす上で知っておきたい豆知識特集です。
早速ですが、クイズです!
Q 女性の着物の基本的な衣紋(えもん)の抜き方を、次から選んでください。
1)首の付け根から指2本分ぐらいあける
2)首の付け根からにぎりこぶし三つ分ぐらいあける
3)首の付け根からにぎりこぶし二つ分ぐらいあける
4)首の付け根からにぎりこぶし一つ分ぐらいあける
わかりそうで分からない!? ちょっと難しかったかな??
正解は 4)こぶし一つ分 です。
着物の種類や好みによって衣紋の抜き方も変わりますが、こぶし一つ分(手の指4本分)が入るくらいを基本に抜きます。黒留袖など礼装用の着物は多めに抜きますが、抜きすぎて下品にならないように注意です。
もう一つ、『末広』という、主に黒留袖・色留袖を着用したときの必需品である扇子の一種である小物の正しい扱い方をご紹介します。
前帯の左側の位置に先端を少し(2〜3cm)出して挿します。帯と帯揚げの間に挿すとスムーズです。
あおぐのに使ってはいけないのでご注意を!!
『末広』は挨拶の道具です。
立礼で挨拶するときには、手に持ってご挨拶をします。おへその少し下くらいで、右手で末広の根本を持ち、左手で末広を受けるように添えます。そして、お辞儀です。
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