
結婚式当日、新郎新婦の親は新郎新婦と同様に注目を浴びます。さらに、ゲストへの挨拶まわりなど、やるべきことがたくさんです。
当日の役割やそのタイミングなどしっかり把握して、当日慌てずスマートに立ち振る舞えるようにしておきたいものですね。
挙式当日は余裕を持って会場に入りましょう。着付けやヘアセットを現地でする場合はさらに余裕をみて2~3時間前が目安ですが、実際は式場の指示に従ってください。
さて、ここからが大事です!
<式場に着いたら>
⚫︎まずは相手方のご両親を探して挨拶をします。
⚫︎お世話になるスタッフ、ヘアメイク、介添人へも挨拶はしておきたいものです。
⚫︎着付けやヘアセットの会場には忘れずに指定された時間に向かってくださいね。
そのほかにもやることはたくさん!
<挙式前>
●挙式前に受付が開始される場合は、受付係に挨拶をするのも大切です。 ●その際、受付係には、主賓、乾杯の音頭を取る人などが到着したらすぐ知らせてもらうようお願いをしておき、到着後はすぐに挨拶をしましょう。 ●親族が集まり始めたら親族控室に向かい、挨拶をするのも大切ですね。ここで親族紹介や記念撮影をすることも多いので、紹介する順番など、あらかじめ準備しておきましょう。
●親も、挙式の前や最中に役割を担うことが多いので、結婚式のリハーサルでは挙式担当者からしっかり説明を受けましょう。
<挙式中>
●教会式の場合は、一般的に花嫁の父が花嫁と一緒にバージンロードを歩きます。花嫁の母が花嫁のベールを整えるベールダウンのセレモニーも増えています。
●神前式の場合は、終盤で玉串奉奠(ほうてん)を行います。新郎新婦に続き、両家代表(一般的には両家の父)がこの役割を担います。また、入場の前に、花嫁の母が花嫁の胸元に筥迫(はこせこ)を挿してあげる筥迫の儀を行うこともあります。

<披露宴中>
●主賓の挨拶の際は、新郎新婦と一緒に両家の親も起立して挨拶を聞きます。「どうぞお掛けください」と促してくれる場合は座って問題ありません。スピーチが終了したときには、再度起立して礼をします。
●歓談タイムでは、ゲストのテーブルで挨拶まわりをします。スピーチや余興などが始まったら挨拶まわりはストップして席に戻り、その間は飲食や歓談は控えましょう。
●花束&記念品贈呈があれば、会場スタッフの誘導に従ってください。続いて、両家代表謝辞ですが、これは新郎の父が担うのが一般的です。メモを見ても構いません。挨拶が終わったら、新郎新婦と両家親で揃って礼をします。
<披露宴終了後>
●披露宴が終了後は、会場担当者の誘導に従って新郎新婦とともに一足先に退場し、会場の出入り口付近に並びゲストのお見送りをします。ゲストが会場から出てきたら、感謝の気持ちを伝え、送り出すのがマナーです。
●会場を後にする際には、お世話になった結婚式場のスタッフにしっかり挨拶をするのも、親の大切な役割ですね。
いかがですか。新郎新婦の親の当日の役割は実にたくさんです。
失礼のないように気を配りつつ、お子様の晴れ姿をしっかり見届けてあげられるよう、充分準備をして当日を迎えたいものですね。